金曜日の夜、帰宅すると母が台所の椅子に腰掛けて何やら唸っていました。
「 どうした?」聞くと大きなコンテナを運んでる途中にすってんころりん、尻もちをついたらしい。
「 湿布貼ったから大丈夫」というその湿布をはがし取り、アイシング&テーピングを施しました。
「 3日間はツライけど耐えて。」
大きな衝撃に対してカラダはかなり反応をします。
「あー痛い!痛い!痛いっ!」
怪我をしたときや痛みが起こったとき、どうにかこの痛みを消そうとするのが人間の心理。
でも悪いところに無理矢理フタをするのではなく、
「 あなたは今こういう状態よ」と体にきちんと自覚をさせることって大切なんです。
痛みがあって、痛みを感じてこそ、楽になっていく過程を感じ取れる。
自分に備わった自然治癒力を実感できるでしょ。
かれらの活躍する場も与えてあげて、体感してあげないと、いずれ
「 あの時のがいつまで経っても治りやしない」
「 ずーっと痛い」「 毎日痛い」「 歳とったら痛いとこだらけだよー」
ぼやくことになってしまうんでしょうね。
だからわたしは、湿布や鎮痛薬を極力使って欲しくない!!
(あっ、あくまでも痛みに耐える精神力があればー、ですけど)
母は、時間の経過とともに痛みの部位やその感じ方の変化の様子を
辛いながらに観察してくれています。
あとあと痛みを残さない、長引かせないための治癒過程をきちんと辿ってくれています。
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3ヶ月の講座、中一ヶ月お休みが続いたお一人の受講者さん
復活後の動きに劇的な変化がみられ
「いいですねえー、いいですねえー」
余分な緊張がない、腹が座って呼吸ができてきる。
どこか、修業でもいったか?
「いいですねえ」
私があまりに褒めるのが照れ臭くなったそうで、
「実は、、、」と教えてくれました。
「先月お休みしている間に、子宮筋腫と子宮内膜症の同時手術をしたんです。」
え、えーΣ(゚д゚lll)
「肩の調子がーっておっしゃってたじゃないですか!?」
「ま、それもあるんですけど…」と
手術前の体の状態、薬が効かなくなってついに踏み切った心の過程など
いろいろお話をしてくださいました。
知らなかったとは言え、手術前のレッスン時は無理をさせていなかったかな?
事前に話せる環境を作れなかったこと、築けなかったことをとても反省しました。
そして、お腹の中に何かあるのとないのでは、こんなに動きが変わるのか!
驚きと感動がいっぱいです。
彼女の体がたくさんのことを私に教えてくれます。
彼女に感謝です!
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(写真は、天竜ヨガ講座のみなさんです)
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